カットの削ぎの基本とは

毛先ほど細かく削ぎをいれていく

A.削ぎの効果 .B.悪いパターンの削ぎ
削ぎは軽くしたり、パーマをやわらかく、量感調整します。
使い方を間違うとヘアスタイルも落ちつかず型くずれしやすくなります。
学校でも基本である削ぎの仕方は教えることはないようです。
削ぎの基本と使い方を考えてみました。

削ぎの効果

●中間毛から毛先にかけて細くなるよう入れていく
根本から削ぎをいれる場合もヘアスタイルや髪質によってありますが、
基本は根本から毛先にかけて入れ、毛先部分は毛がなじむように細くするようします。
パーマヘアの場合や毛量や硬い髪に効果を発揮します。

クセ毛の方をパーマをかけたようにみせるのも削ぎ入れ方ひとつです。
前髪や襟足など髪を沿わせた場合などは削ぎ入れ方ひとつでちがってみえます。

重くもなるし固いヘアスタイルにもなるからです。
毛先にかけて細くすることでナチュラルなヘアデザインの仕上がりに。

②悪いパターンの削ぎ
お客さんからの苦情が多いのも削ぎが多いですね。
均一に削ぎを入れない、削ぎすぎ、毛量の少ない部位に削ぎすぎてしまう・・・etc。
そもそも削ぎは均一にいれて量感調整するためのもので、
感覚でいれたり髪の多い部分にスポット的にすると失敗します。

シザーでカタチを整え質感や量感を調整を行うものです。
基本に忠実に行われないと失敗することになります。

パーマヘアなどもボリュームを出さないためにも、
削ぎがあることで美しいシルエット質感表現が可能です。