デジタルパーマをかけても1週間でとれる理由

パーマのかかり具合がとれる理由を見極める

1.お客さまの髪質が原因かお客さまとのコミュニケーションが原因 2.デジタルパーマを施してもとれる理由

薬剤とカットのバランスが悪い、正確なカットや削ぎが粗いなど技術的なミスや、
パーマのかかり具合に対してロットが太すぎる場合など、デジタル操作を理解していない点や、
美容師の技術的なミスが原因のようです。

 

 

1.お客さまの髪質が原因かお客さまとのコミュニケーションが原因

●スタイリストが気がつかない毛髪診断や技術的原因

パーマがとれてしまう原因の一つは、スタイリストがお客さまのパーマより弱いといことを気がつかない、できないことに理由があります。
コミュニケーションや技術的の原因か、しかも、1度ならずとも2度~3度くり返すのもめずらしくないです。
弱めのパーマに気がつかないというよりは、スタイリストがしっかりパーマを施術できる能力に欠けている。

一般的にパーマのかからない人は、健康毛や髪が太く硬い人が多い。解決するには削ぎの均一なカットとロッド選択にあります。
スタイリストの中には削ぎの技術を理解していない人が多くいるようです。

削ぎを入れすぎてもパーマがとれる原因になるので、中間部から毛先に入るときに、中間部は大きく削ぎシザーを使い、
毛先にかかる部位によって毛先を細かく削ぎを入れる。中間部は大きく入れることで髪のボリュームを小さく、
毛先は細くすることでパーマのポイントである毛先の方向性が出て、カールが半円を描きキレイなパーマがかかる。

デジタルパーマがとれてしまう理由

■カットが不正確レイヤーの縦のつながりがなく、カタチが崩れている。
■削ぎシザーの不均等の場合。後頭部に多く削ぎが入っていて、サイドからトップは削ぎが入っていない。
■単純にロッドが太すぎる、軟化が速い場合。

薬剤やロッドなど道具だけの理由でパーマがかからないケースばかりではありません。
カットの縦のつながってなく重いワンレングスのまま、削ぎを入れているケースも多く、
レイヤーやグラデーションカットが正確に切れないことが理由でパーマがとれるケースも多い。

太く硬くキューティクルの枚数の多い人の削ぎ過ぎは注意する

ボリュームダウンの理由で削ぎを必要以上にすることは注意しましょう。
パーマのかかりずらい人はダメージがあるとパーマはとれやすくなります。かかりずらくとれやすい性質があります。
ヘアカラーなど繰り返しパーマもかけているとなおさらです。かかりずらいからとって削ぎすぎや毛髪の状態をよく見て施術をします。

2.デジタルパーマを施してもとれる理由

一般的にコールドパーマに比べホット系パーマのほうが、均一で持ちのよいカールやウェーブが出るのが普通です。
技術的な話になりますが、コールドパーマの場合は薬剤処理だけで結合をさせますが、
デジタルパーマの場合は熱と薬剤でゆっくり結合組織を移動させるため、パーマがすぐ落ちてしまうことは理論的にはありえません。

しかもダメージ毛ならともかく、健康毛の人が多い太く硬くキューティクルもしっかりしている場合は、パーマの持ちもよいのが普通です。
1の項目で説明したカットによる削ぎ不足か、1剤の軟化不足か、ロッドの円周が大きすぎるのが原因です。
スタイリストの経験と技術による原因と考えれます。

他にも軟毛の毛質で髪の内部の水分や脂質がすくない人にも、かかりずらくとれやすい人もいます。
薬剤が髪の内部に栄養が不足しているため、薬剤が作用しないことが考えらます。
細くてやせた毛髪はダメージのため栄養が流れ出てしまう場合がありますが、このケースはダメージが原因ですのでかかりやすいですね。

いずれにしてもまずは毛髪診断、カット(削ぎ)、ロッド選定、中間水洗など行うことで、
デジタルパーマによるパーマがとれてしまうことは、ほぼ、解消させるはずです。
ヘアサロンのホームページをみてデジタルパーマなど、画像やテキストが説明されているヘアサロンに行くと失敗する確率が少ないと思います。