かかりむらの不思議なぜパーマはムラが起こる

毛髪のダメージが新生毛と毛先部分のダメージが違い、前処理や後処理によって均一化を図る

1.テンションによる原因 2.毛髪の状態にるかかりムラ 3.髪の乾燥

パーマがクルクルにかかったり、かけてもすぐとれる原因は、薬剤の選定や施術中の場合がほとんどです。
均一なパーマをかけるためには前処理や後処理など、ムラの原因になることを一つ一つを排除しながら、
かかりムラの原因を知ることが大切です。

1.テンションによる原因

この10年前後で薬剤のメーンで使われるのはシステアミンで、チオグリコール酸やシステインは使用が少ない。
理由は薬剤濃度が化粧品扱いの分類なため、髪のダメージが少なく均一にかかるからです。
今は弱めはカール状にかかるヘアデザイン重視の人が多く、強めの印象のパーマの印象がある人の割合が少なくなっています。

そのため意図的に弱めにかけること、最近のパーマ剤の進化が進み弱めのテンションでもパーマがかかるようになっています。
ただし、薬剤は毛髪内に薬剤が浸透してこそパーマがかかるわけです。パーマのテンションを強くかけるとどうなるのか、
テンションが弱いとどうなるのかを、知っていないと均一なカールやウェーブがかかることはありません。

テンションが強くなると薬剤が浸透が悪くパーマがかからない。逆に弱いと毛先を先に巻きこまれているため毛先がかかりすぎる。
いまの薬剤はテンションは強くかけなくてもかかるようになっていますので、かかりずらい人に気持ちテンションをかける具合でちょうど良い。
髪の状態やデザインによってテンションを使いわける。

パーマは薬剤の塗布もかかり具合に影響します。均一で正確なワインディングを行っても1剤が少ないとかからいですし、
1剤に比べ2剤の塗布量がすくないのも同様で、パーマの持続性が悪くなったり、毛髪のダメージを負うことがあります。

2.毛髪の状態にるかかりムラ

若い世代のハイトーンカラーや、大人世代によりパーマやヘアカラーの繰り返しによるダメージにより、
新生毛と毛先ではダメージの頻度もちがう。そのため既存毛から毛先にかけて、ダメージで栄養がキューティクルから流れ出たものを、
不足したアミノ酸やタンパク質を補うため前処理・後処理を行うことが大切です。

ダメージを受けていない新生毛と、ダメージを受けている毛先では薬剤の浸透も変化します
健康毛は薬剤の浸透は悪く、毛先の乾燥した部位は薬剤が吸収しやすくなり強い効果が出てきます。
健康毛は薬剤作用が小きく、毛先は薬剤作用が大きくなるため、毛先は強く新生毛部位は弱いムラが起きるのです。

3.髪の乾燥

髪の乾燥はある意味もっとも大切です。美容学校やヘアケミカル本などふれていないようです。
ワインディングを均一できれいに巻いて、しかも薬剤を適量に塗布してもパーマにムラが出てくる場合があります。
理由は毛髪に十分に水分が浸透していないからです。新生毛と毛先では髪1本1本の水分量など不足しています。

健康毛は水分も脂質も十分なのに、毛先は水分をはじめ栄養分が流れ出しまっているわけです。
そのため、薬剤を適量につけてもムラが起きのですが、そこに水分が不足することで強力な強い効果が出てきます。
そんな薬剤効果をやわらげるためにも、髪に十分水分を含ませ巻いている最中のペーパーの水分の吹き付けをすることで、

ダメージを負っている毛先もキレイなカール感を得ることができます。薬剤の塗布時も水分と薬剤塗布を正確に行うことが大切です。

パーマ薬剤いがいにムラが起きる原因

●ヘアデザインに対して角度が異なることでクレパスができる
●髪が乾燥しているダメージ毛は水分を十分に満たす必要がある
●黒染めなど肉眼ではわからない髪のダメージを見落とした場合

パーマ理論やヘアケア本で勉強するのも大切ですが、ヘアセミナーやパーマ本など自発的に勉強してムラが起きない理由を解くほぐす必要があります。