アシスタントのブリーチ入門と説明

ハイトーンカラーやダブルカラーにおいて重要な施術

1.1回の施術では削れない多いとは4-5回の施術 2.再現できる色とできない色

お客さまに説明する部分において「ブリーチと色の関係」ポイントになってくる要素です。

アシスタントや経験の浅い場合は、知識不足で発色がむりな色でも施術を行ってしまうことがありますが、ほとんどの場合は失敗します。

ハイトーンカラーはヘアカラーの中でも、応用的な技術のジャンルで知識と薬剤を深く知る必要があります。

ポイントになる部分はブリーチで均一に削れれば、色は希望の色がでなくても、

色は均一に発色することができます。”希望の色”を表すためには薬剤知識と毛髪診断を理解したうえで可能になり、

ベテランのスタイリストでも対応できない場合が多いのが、ハイトーンカラーやダブルカラーです。

 

アシスタントクラスが失敗しないためにも、ガイドラインがあるだけでも、

ブリーチや明度の明るいヘアカラーを求める人の対応策があるだけで安心感があります。

 

 

目次

1. .1回の施術では削れない多いとは4-5回の施術

3.再現できる色とできない色


1. .1回の施術では削れない多いとは4-5回の施術


■メラニンがカギを握るブリーチ

ブリーチはスタイリストに見識によって人によって差がありますね。

ブリーチを1回での施術で色も染まると指導する、著名なスタイリストもいるカロン銀座「西海 洋」さんは、

しんびようやヘアモードなど技術本を出版している、ヘアカラーでは第一者です。

 

ブリーチを・・・1回で?そうです。ブリーチを均一に塗布できないとこの施術は、セカンドカラーは均一に染まらない。

ほとんどのスタイリストは回数を増やして削ることを推奨しますが、

西海さんの場合は独自の理論や薬剤知識があるのでできる施術です。

 

一般的に3回~4回と多いと繰り返しイエロー味がなくなるまで削り、均一に染めていく施術でセカンドカラーで染めていきますが・・・

アンダーもポイントです。

 

〇赤メラミンが多い・・・アッシュ・ブルー・グリーンなど彩度が鮮やかな色の発色は出ない。

出たとしても濁りのある発色になってしまいます。全体の70%~80%くらいの割合の毛髪です。

 

〇黄メラニン・・・ほとんど全ての色が出るタイプの毛髪です。アッシュ・ライム・ベージュなど発色が鮮やかな色も可能です。

全体の10%~20%くらいの割合の毛髪です。

 

アンダーの状態時に発色の出る色と、そうでない色は区分けできるよう頭で整理してください。

この時点で誤りがあるとブリーチの全ての施術や、施術時間が無駄になりますので注意してください。

お客さまからクレームが多いメニューですので、できることできないことを区分けすることが大切です。


2. 再現できる色とできない色


■アンダーと毛髪診断によって見極める

アンダーを見極めには経験や薬剤知識を分析し、染料メーカーや色の調合などを、視診した時点で計算できななければいけない。

施術でかかる時間の設定も同様で、お客さまにもその時点で何時間かかりますが?費用はこれくらい?結果はこうなります。

そこまでまとまっていないと、お客さまから不信感をもたれる原因になってしまいます。

 

ハイトーンカラーの希望の色が出せない場合は、施術が終了した時点で、スタイリストの「いいわけ」に終わることもあるので、

カウンセリングにおける問診・視診・触診は十分に考慮して判断します。

それだけに、施術する前からアンダーを読みそして結果がわかる、アンダーの見極め、薬剤の選定、補色による組み合わせなど、

 

総合的にお客さまから信頼を得られるよう、施術前には十分な時間を使い、実際の施術に入るよう心がけましょう。