ブリーチ後のオンカラー色がでない理由

スタイリストのスキル・知識・薬剤が大きい

1.染めてみないとわからないヘアカラー剤  2.メーカー別のオンカラーの色を把握

ディラーの担当者が臨店講習でヘアサロンを回っている方が、染めてみないとわからない・・・ぼそぼそと?

要はメーカーによってブリーチオンカラーがオンカラーもメーカーによって異なるようです。

ウエラ・ロレアル・アリミノetc・・・アルカリ・低アルカリ・塩基性染料や濃度のちがいから、

 

染料の色も各社質感やターゲットによって色の混合もそれぞれです。

ヘアサロンの顧客がヘアカラーの多いヘアサロンでは、染料によってちがいもわかるようですが、

普通ヘアサロンでは1%-3%くらいの割合のサロンでしか対応できない部分があります。

 

またはスタイリストが染料やカラー知識がある人でないと、ヘアカラーの計算はむずかしいのが現実です。

今回はパターン別でうまく染まらない例を考えてみました。

 

目次

1.染めてみないとわからないヘアカラー剤 

2.メーカー別のオンカラーの色を把握


1.染めてみないとわからないヘアカラー剤 


■オンカラーは低アルカリ(ソフタッチ)塩基性染料(ピラミンゴカラー)

オンカラーのむずかしさは色にある。ほとんどのお客さまは透明感のある色を求めますが、

ハイトーンカラーに入るオンカラーは第一にブリーチを削ること、発色にあった染料を選ぶことが大切です。

カラーチャートを使って色を見せるタイプをメーカーは出ていますが、

 

色の発色は毛髪のメラニン量で変わりまが、計算できる髪質はメラニンが少なく地毛がダークブラウンの人で、

日本人の大部分である黒髪で硬い髪質は色の計算ができない。赤みが残りブリーチをしてもオレンジ味が残り、

発色のじゃまをし色が濁り透明感の色は出てきません。

 

もし黒髪で発色を出したければ5回ほどブリーチを行うこともあります。

オンカラーの鉄則は1.ブリーチを削る 2.発色にあった染料を選ぶ 3.毛髪診断の3つが重要になります。

しかもオンカラーまでの施術時間は52-6時間の覚悟が必要になってきます。

 

お客さまがこしも痛くなり高額な料金を払う気持ちがあるかを確認する必要があります。

 


2.メーカー別のオンカラーの色を把握


■希望色にする場合はメーカー名の染料を把握する

1.の項目でもメーカー名を把握する重要性が大切であることを説明しましたが、

染料はメーカーによって大きく異なり、どの染料を選ぶかで結果が大きくちがってきます。

酸化染料はアルカリ剤・低アルカリ剤と、酸性カラーでは塩基性染料が、中間的な染料として酸化染料だけど塩基性染料のヘアカラー剤があります。

 

発色する色や質感によって染料をセレクトを行う。ビビットで透明感の色は塩基性の「マニックパニック」などの、

塩基性染料がいいですが色落ちも早いのでインナーカラーのほうが良い場合もあるので、

ブリーチの削る具合いなど視診し適切な酸性染料を選択。

 

色持ちと鮮やかさを求めるにはシュワルツコフ「ピラミンゴカラー」が良い。

色はピンク・オレンジ・シルバー(赤みかかった)が酸化染料でありながら、塩基性染料のような発色と持ちが良い。

酸化染料の低アルカリで染料が薄く、色の発色も鮮やかでキレイです。

 

色持ちを重視する場合は酸化染料の「ソフタッチ」がベストです。