アディクシーとイルミナのヘアカラー比較

同じようでちがいのある「イルミナ」と「アディクシー」

1.イルミナは染料の強さ光沢感で白髪染めもOK 2.アディクシーはダブルヘアカラーのデザインヘアカラー 3.アディクシーとイルミナのヘアカラー比較

イルミナはダメージを小さく光沢感が素晴らしい、アディクシーは鮮やかな質感を表現できる。
それぞれ特色があり髪質やヘアデザインのイメージによって使い分ける。
自分が使う時はそれぞれの強みを考え使用しています。

1.イルミナは染料の強さ光沢感で白髪染めもOK

イルミナは髪のダメージを小さく光沢感が特色です。
アシスタントでも経験の浅いスタイリストでも均一に染まるので、失敗も少なく使いやすいイルミナヘアカラーです。
白髪染めのヘアメニューには、イルミナ「シャドウ」はコレストンのディーブブースターのように使用できる。

ダメージも少なく白髪も染まるのでお客さんの幅も広く、ツヤ感も表現できるので大人世代にも需要が多い。
髪の光沢感と白髪染めまで幅広く使え、操作性もよい「イルミナ」のちがいです。

 

●コメント・・・ヘアサロンウェーブでも使っていますが、アシスタントでもスタイリストでも同じように染まり、

ヘアカラーのミックス(同系色をミックスすることもありますが)も必要とせず、

単品での使用で均一に色が入る点です。

 

髪に付着した金属粒子を落とし、ヘアダメージを少なくすることも魅力ではありますが、

なんといっても最大の特色は誰が塗布しても均一に染めあげ、しかも、深く鮮やかに染めあげる。

ただし、マイナス点もある飽きてしまう発色である。スタイリストが飽きればお客さまも同じ、

 

色も大きく寒色と暖色しかなく染料もミックスするようにはできていない。

 

2.アディクシーはダブルヘアカラーのデザインヘアカラー

アディクシーは染料が強く彩度を表現できる能力が高い。
アディクシーは単品で使用するアルカリヘアカラーというより、ダブルヘアカラーの色味表現する”デザインヘアカラー”です。
彩度感も強いため使用する場合は霧吹きスプレーで、水分をしみ込ませ10分前後で染料が毛髪に浸透します。

ヘアカラーメニューは中間色ベースです。
そのため単品使用の場合はバージンヘアには向いていません。アンダーカラーの状態やダブルヘアカラーなどで使用することが多い。
単品で使用する場合は髪の状態によって選択するようにします。アディクシーは応用性のあるヘアカラーです。


■イルミナにはなくてアディクシーがあるもの  染料が強い(イルミナに比べ)
なんといっても鮮やかさ彩度が短時間で毛髪に染料が入る能力にたけている。
アディクシーはデザインヘアカラーであってアルカリヘアカラーとしての認識は薄い。

〇ダブルカラーの後の色調整に使用します。*単品使用(デザインカラー)には向いていない

■アディクシーにはなくてイルミナにあるもの  ダメージが少ない(アディクシーに比べ)
アルカリヘアカラーとして単品メニューとして使える。
アディクシーは単品として使うには限られる。

〇単品使用も可能で白髪染めにも使える 

■イルミナの使用方法
通常のアルカリヘアカラーと同じように使える。毛髪の光沢感に優れダメージが少ない。
イルミナは中間色ベースはビビットなヘアカラーメニューはない。

■アディクシーの使用方法
ダブルヘアカラーとしての彩度表現に使う。例:寒色系や淡い暖色などの中間色です。
アディクシもイルミナと同じ中間色がベースです。

●コメント・・・基本つかい方としてはデザインカラーとしての位置づけである。

ハイトーンの明るいヘアカラーに適しており、ワンメイクする単色での使うことはあまりない。

使ったとしても色味を変えること、アディクシーは染料が強くLevelを上げることには適さない。

 

しかも、ミルボンのヘアカラー剤には直接染料が多く配合されているので、

アディクシーはハイトーンのセカンドカラーに作られたヘアカラーです。

欠点としては色持ちが悪いを自覚して使用する。

 

3.アディクシーとイルミナのヘアカラー比較

アディクシーとイルミナのヘアカラー比較は同じような印象がありますが、
髪の状態やヘアカラーの応用として使いわける。アディクシはデザインヘアカラーイルミナはダメージの少ないアルカリヘアカラー
いずれも中間色が主体のツヤ感重視で、鮮やかさがあるヘアカラーです。