毛髪診断によるクリア(透明感)をひきだす方法

髪のもっているメラニン量を見極め把握することが大切

1. メラニン量 赤味・黄味・青味・グレー 2.髪色と髪質の見極め

髪が本来もっている色を正しく認識する必要があります。髪質によって変わる色の変化は異なります。
黒髪のバージン毛の状態から、毛髪内のメラニン量はメラニンを削ることによって減ってしまう。
それらによって明度や透明感の変化と関係性を理解する必要があります。

1. メラニン量 赤味・黄味・青味・グレー

色を実現するためには、髪が本来もっている色を把握しコントロールする必要があります。
自分のメラニン色素との相性によって、発色が異なります。
黒髪の特色であるメラニンの(ダメージ)減少することで、明るさや透明感と関係を理解することが大切です。

【赤味が強い】・・・日本人に多い、赤味でやすく、マッドやアッシュは色は出にくい
髪も硬く多い人が多い、マット系やアッシュ系の色がでにくい、ハイトーンヘアカラーのブリーチと、
色を重ねダブルヘアカラーする必要があります。

【黄味が強い】・・・髪が細くやわらかい毛髪に多い、メラニン量も少なく、ヘアカラー剤の浸透や発色がよい
色の発色がよい。色の退色がしやすいので、色のLVをワンランク下げて、色を濃くする必要があります。
色はどの色も出やすい、明るい色もぼやけた印象もあるので、色素は濃くコントロールする。

【青味が強い】・・・剛毛でハリのある、赤味や暖かみを感じられないアジアテイストな黒々した毛髪
とにかく色の発色がよくない、1剤を多めにしアルカリ度を高めにしたり、薬剤を多く放置時間を長くする。
くすみも感もでやすいために、ブラウンやカラーコントロールし青味を小さくする。

【灰色味が強い】・・・色味は黄色にも見えますが、ややグレーがかった毛髪
この毛髪の人はかなり少ないですが、色のコントロールがむずかしい。赤味はでずらく、アッシュ系は暗い、
マット系は濃く(自分の持っている色と重なる)なるのが特色です。

透明感と明るさは密接な関係をもっています。メラニン量が多いとにごりを感じ暗くみえる。
明るさ・色によって透明感を感じます。人間の目は光を透明感は前方だけでなく、後方の光があたり色と透明感がとが合わせて、
透明感や明るさを感じます。髪に明るさを加えることで透明感もでてきやすい。

髪の中でのメラニン量の変化にあるアンダートーンの変化。(色のLVを上げた残った色をアンダートーンといいます)
髪と透明感の変化を理解して、髪の明るさや透明感が表現され、髪の明るさ明度を理解しましょう。

2.髪色と髪質の見極め

●髪が太くて硬い人
毛髪内の水分や脂質が多く、アミノ酸タンパク質の量も多い。キューティクル内の表面の枚数が10枚と多い、
ヘアカラーの反応も悪いので、ブリーチパウダーやオキシドールの濃度も高めを使用する。

イエロー・ブラウン・ベージュー系など、硬いくなりやすいので、やわらかく見せるようコントロールする。
ダメージ毛になりやすく損傷もしやすく退色も目立つ。

●細い・やわらかい毛髪
メラニン量が少なく
お客さまのよく話を聞き、毛質診断を行い、へデザインに必要な施術(つけ巻き)を行いましょう。

●クセ毛の毛髪
クセ毛の表面は楕円形のようなカタチをしています。毛髪内部に脂質と水分の細胞がバランスよく配列がなされていますが、
楕円形の場合は脂質分が多く配列されているため、いびつなカタチになり、髪の表面に光が当たるとツヤのない毛髪に見える。

そのため、寒色系の色よりもベージューやブラウンなど暖色系のほうがキレイです。
縮毛矯正するクセ毛の人がくすんで見えやすいのはそのためです。

髪を見極めことで毛髪に透明感のある色を見せることが可能です。
「色」「透明感」「明るさ」こ3点に、毛髪診断の問診・視診・触診を行いよりきれいな透明感を引き出しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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