ヘアサロンのパーマ剤は髪質やデザインできめる

ヘアデザインやヘアカラーの組み合わせや質感によって選択するパーマ剤

1. ヘアデザインで選ぶパーマ剤 2.毛質のタイプで選ぶパーマ剤

パーマはカットのベースと削ぎが基本ですが、パーマ剤の特色をみて選択する必要があります。
単純にとれやすいので強いパーマ剤を選ぶのではなく、デザインや髪のダメージを考えてパーマ剤を使うことが多い。
大人世代の方はダメージ(パーマ+ヘアカラー)している人も多く、仕上がりや手触り感を求めることが多い。

若い世代の方は、顔回りや全体の質感で選ぶ場合が多い。
毛質・ヘアデザイン・ダメージなど、どのパーマがベストなのか考えてみます。

1.ヘアデザインで選ぶパーマ剤

タレントや女優やキャスターなど女の子は、ショートスタイルやボブからロングヘアまで、ヘアを楽しんでいますが、
そのヘアデザインを生かすのはパーマの質感です。クセのような質感、方向性やボリューム、手入れ重視のパーマです。
パーマ剤によっては、スパイラル状な質感が合うパーマや、手入れ重視のパーマ、ダメージを考えてパーマなどそれぞれです。

顔回りをつくるデザインである、前下がりおろしバングのフロントパーマや、スパイラル状のカールヘア、
パーマやヘアカラーをする大人世代など、スタイルにあったパーマ剤を選ぶ必要があります。

パーマやヘアカラーの繰り返しする人・・・ダメージを気にする人が多い層ですが、
主に、大人世代が多い白髪を染めて、パーマをかける人が多い。大人世代の場合は仕上げ重視は「システイン」でやわらかい質感に。
パーマがとれやすい人には「システアミン」がよい。

システインは医薬部外品もわりに、クルクル感にかかることがなく、しなやかに手触り感もよい仕上がりが特色です。
パーマがとれる人はシステアミンがよい。システアミンはヘアカラーやパーマのする人には、チオグリコール酸のようにしっかりかかります。
逆にかかり過ぎがあるので注意が必要です。

最近はシステアミンのハードとソフトを毛髪によってわけて使うことが多い。
システアミンのもう一つ大きな特色は、大きくふんわりかかるらせん状のようにかかります。
デジタルパーマのような質感は、システアミンでも十分に可能です。

自然な手入れのしやすい人にはシステインの質感が、スパイラル状にかけダメージが少ないシステアミンがグット。
健康もでハードにかけたいウェーブはチオグリコール酸がいいでしょう。

2.毛質のタイプで選ぶパーマ剤

健康毛の髪質やスーパーダメージの人にはデジタルパーマをすすめています。
スーパーダメージの人に、ホット系パーマをすすめるのは、びっくりだと思いますが、
その理由は施術方法を変えること。温熱時間を5分~7分の時間で、2剤で中和を行います。

スーパーダメージの髪質の人は、髪の温度が5分で健康毛と同じ温度に上昇します。
理由は毛髪内の栄養分はダメージによって、外に流れ出てしまい乾燥しています。また、
スーパーダメージの人は一般的なシステアミンでもかからないことが多く、デジタルパーマは放置時間(1剤)が短い状態であればかかります。

熱によって乾燥してもパーマがかかります。(アイロンでプレスした状態になる)
タンパク質を熱によって固める。目玉焼きのような状態です。

●クリープパーマの使い方
ホット系パーマは中間水洗をつかい、クリープ作用を行うのでカールやウェーブの持ちがよい。
1剤である還元作用を水で洗い流し、2剤の酸化作用が高まり均一なウェーブが得られます。