パーマがかからない髪の原因と対処の仕方

毛髪診断やヘア履歴の施術から希望のヘアを提案

1.髪がかからない原因とパターン 2.かからない髪の対処方法

パーマのかからない原因は単純に毛髪が硬い太いなどの毛髪による要因。削ぎシザーによるコントロール(削ぎすぎ・削がな過ぎ)。
ヘア履歴による見極め(黒染め状態・縮毛矯正)のミス。スーパーダメージによるパーマのかかりムラなど。パーマの施術ミス(クリープ・薬剤知識)。
さまざまな要因がありますが、パーマがかからない理由がスタイリストの技術(カットの基礎未熟)ミスであれば答えは簡単ですが、

技術があるレベルのスタイリストでもパーマがかからに理由として、油断や考えが浅くお客さまの立場で考えないことが原因もあります。
技術的なミスはからスタイリストの心構えまで「パーマがかからない原因をさぐってみます」。

1.髪がかからない原因とパターン

パーマをかける時に気をつける点は毛髪診断の見極めです、問診・視診・触診の3つを適切に行うことで失敗は回避する可能性も高い。
単純なカットのミスであれば原因はハッキリしますが、ミスがわからないスタイリストは知識不足が原因です。
パーマのかかりには薬剤知識や操作性による要因も多く存在します。髪が乾燥のまま1剤を塗布、クリープ処理(1剤をシャワーで流す)による問題、

髪を乾燥した状態でロッド巻をするなど薬剤の扱い方などに要因があります。
毛髪診断と薬剤に関することをスタイリストが知る必要があります。

技術的な問題も多い原因の一つですが、パーマがかからない原因というよりは、レイヤーやグラデションなどのカットのつながりないカット。
ワンレングスの内巻のような状態に、トップにレイヤーを入れた状態でつながっていない”カタチが要因”で、
カタチが整っていないのにパーマは均一にかかることはないので、まずは、レイヤーやグラデションをマスターすることが大切です。

削ぎが不均等な場合も多い、後頭部の部位に多く削ぎを入れていて、側頭部は削ぎが入っていないケースが多く、
スタイリストが頭全体に均一に削ぎを入れる知識がないことで起きる、パーマのかかりムラも多いようです。
技術的な問題でパーマが思うようにならない場合も多い原因の一つです。

2.かからない髪の対処方法

硬く太い髪質や健康毛(18歳前後の女子)の対処方法は、削ぎを均一に入れる、薬剤の自然放置、コスメパーマのハードを使用する。
薬剤の自然放置はメーカーが裏側の表示に記入されています。浸透も削ぎを入れ時間を放置することでアルカリが毛髪に働きかけ薬剤が作用しやすくなる。
パーマのかからない人に対しての一般的な方法です。

黒染めや縮毛矯正など問診をしなかった場合には、パーマがかからないことがあります。
要因は毛髪内の染料や薬剤によりタンパク質が硬くなったことが要因です。いずれもキューティクルから栄養が流れ出てしまった場合に起こるトラブル。
私はこのようなケースはデジタルパーマを応用します。ただし、1剤の放置時間は5分~10分で軟化させます。

毛染めやホット系パーマでダメージを負った場合は、毛髪内の栄養分が不足しているため、パーマが作用しないことが多い。
薬剤の力にたよるコールドパーマはテストしてもかからないこともあるので、熱と薬剤を使うデジタルパーマは作用がしやすい。
1剤の放置時間だけは注意を払う必要がある。時間は5分~10分(スーパーダメージ毛)でパーマもかかりるので、オーバータイムに気をつける。

ロッドは大きめを選び1剤の軟化タイムに気をつけることで、栄養がない毛髪でも熱の力をかりて速くかかります。
コールドパーマでできないことが、デジタルパーマでかけることをおすすめします。ぜひ、やってみてください。

パーマ道具(ロッドの大小)でかかりを調整する場合は、髪質やヘアデザインによって変わりますので、
パーマがかかりにくいからといってロッドを細くするのは状況によって判断すべき、へデザインが崩れてしまいかかりすぎることもあります。
ロッドを太いタイプを利用しても、クリープなど技術を使うことでかかりにくい人にも対処できます。

ヘアデザインはカールかウェーブの2種類の選択が一般的で、クルクルにパーマをかける人はごく少数です。
髪を乾燥させずに薬剤を塗布を行うことや、クリープ処理によってかからない人の処置を行いましょう。