毛髪と皮膚のタンパク質のちがい

硬い毛髪にやわらかい皮膚によって構成するタンパク質でできている

1.毛髪は硬いタンパク質のケラチンからできている 2.皮膚はやわらかな生体を構成するコラーゲンでできている

毛髪は生きている細胞だと理解している人が多いですが、実は死んだ細胞の集合体です。
プロテイン(タンパク質)がさまざまな、アミノ酸と結合して作られるのは毛髪です。
一方皮膚は体温をコントロールし雑菌を予防し、肌にうるおいを守る天然のオイルの作用もあります。

目次

1.毛髪は硬いタンパク質のケラチンからできている

2.皮膚はやわらか生体を構成するコラーゲンでできている


1.毛髪は硬いタンパク質のケラチンからできている


ケラチンタンパク質のアミノ酸の18種類から出来ていて80%~90%が主成分です。
他にイオウを含むシスチンというアミノ酸が多量に多く含まれ、馬の蹄や、鳥の羽、爪、皮膚の角質層から成り立っています。
水分に溶けずに、弾力性に富んでいるのが特色です。

シャンプーやコンディションや、サロンで施術するトリートメントは、毛髪の状態を良い状態を保つことが目的で、
細胞は死んだ細胞の集合体であっても、保湿や清潔に保つことで、髪のなめらかさやハリコシを保っています。
毛髪は酸性と塩基(アルカリ)を両方を保っているときがあります。その時のpHを等電点といいpH4.5~5.5の弱酸性です。ダメージを負うと不安定な状態になります。


2.皮膚はやわらかな生体を構成するコラーゲンでできている


体全体のコラーゲンタンパク質(やわらかいタンパク質)で、皮膚は40%と骨や軟骨に20%に存在しています。
コラーゲンタンパク質は、細胞と細胞の組織を間を埋め組織を支えたり、生体のカルシウム代謝の調整という大切な働きをしています。
皮膚の働きとして皮脂は皮膚上では汗と混じりあった皮脂膜を形成し、汚れや雑菌の繁殖を防いだり、肌の天然オイルの役割もあります。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層からなりさまざまな器官が存在します。
頭皮は他の皮膚と比較して、他の部位と比較して毛包と皮脂線が多いことが特色です。
肌にはpHを守る作用を保つセンサーのようなものがあり、弱酸性に保てれています。

また、皮膚にはアルカリを中和する力があり、ヘアカラーやパーマに傾いても時間がたてば、元の正常な状態に戻ります。
健康な状態に戻すためにも、常に基礎化粧(ローションやクリーム)によって弱酸性にコントロールすることが必要です。
年齢を重ねることに皮膚の免疫力も衰えるので、地肌を守るヘアケアタイプを使うことでペーハーも安定します。

【皮脂腺から分泌された皮脂が肌を潤します】
皮脂は毛幹部を伝わり毛先まで行き渡り、毛髪を潤います。皮脂は汗と混じりあった皮脂膜を形成し、
汚れや雑菌の繁殖を防いだり、肌のうるおいを守るシステムが出来上がっています。