マニックパニックのカラーの知識

マニックパニックは専門知識が必要

1.繰り返し行うブリーチ(3回~5回) 2.マニックパニックの持続性について

アルカリカラーとマニックパニックの鮮やかさは、マニックパニックの軍配が、持ちの良さはアルカリカラーです。

酸性染料はキューティクルにオブラートし、毛髪内には染料が入り込むことはありません。

アルカリカラーは毛髪内の浸透するので持続性が高い。お客さまからみれば酸化染料も酸性染料は同じで、

 

いずれの染料(マニックパニック)と扱い方など、知識とともに使用に馴れた経験のあるスタイリストでないと、

お客さまには実際に入客するのは間違いであり、お客さまに施術をおこなうべきではありません。

毛髪診断によって発色もでない色もあり、薬剤の種類や使い方など知る必要があるからです。

 

目次

1.繰り返し行うブリーチ(3回~5回)

 2.マニックパニックの持続性について


1. 繰り返し行うブリーチ(3回~5回)


■ブリーチを均一に染めることが第一段階です

ダブルカラーにしてもグラデーションにしても、ブリーチ後のメラニンが削ることが大前提です。

セカンドカラーでもあるマニックパニックが適切な色を選んだとしても、ブリーチが抜けていないと色が均一に発色しません。

明度が明るいの場合の基本ブリーチをていねいにリズミカルに塗布することが大切です。

 

毛髪診断した場合にもメラニン量は人によってちがうように、色の発色が人によってブリーチの回数や放置時間も変わります。

赤メラニンの人はメラニンを削る場合に、色出しによっては5回ほど繰り返しブリーチする場合もあります。

黄メラニン量が多い人は1回の30分前後で色を削れる場合もあり、さまざまなタイプの髪に対応する読みがスタイリストになくてはいけない、

全頭ブリーチ・・・ロングヘアの場合は根元・中間・毛先の履歴が変わり、

アンダーも異なるのでブリーチの量や、塗布量も変わり均一のブリーチは難しくなります。

根元はハケをたて薬剤を溜めずに塗布し、中間部と毛先はハケをねかせるように、履歴の染料も削るよう塗布します。

 

インナーカラーのブリーチ・・・耳回りの部分をブリーチを行うインナーカラーは、

ブリーチ部位も少なく全頭ブリーチに比べると、失敗も少なく色も発色しやすい。

マニックパニックを初めての方におすすめします。色の発色もわかるので、全頭やフロント付近に施術をする場合に役立つ。

 

酸化染料とは毛髪内でアルカリと酸性が化学重合を起こし、メラニンに働きかけますが、

アルカリにはアンモニアやアルカリ剤と、酸化剤は過酸化水素を使うため、髪のダメージを負いやすく、

栄養分も流失しやすくなる。

 

酸性染料とは染料そのものに染色効果があり、キューティクルの回りにプラスとマイナスによって、

付着し色出しを行う方法です。髪の傷みはすくないですが色持ちが悪い。


2.マニックパニックの持続性について


■酸性染料のため持続性が低い

キューティクルの外側に吸着する酸性染料つまり、マニックパニックは鮮やかな色彩とツヤ感が出る。

普通の酸性染料はマニキュアが浮かびますが、マニキュアはマニックパニックのような鮮やかさはありませんが、

白髪染めに一定程度の効果があります。ツヤやダメージもほとんどありません。

 

マニックパニックは色の鮮やかさであり原色でもある、ピンク、イエロー、ブルー、

オレンジ、グリーンなど酸化染料では簡単に出せない色を表現します。

酸化染料の中でも持ちは良いほうですが、色はすこしずつ落ちていく、14日間前後でかなり薄くなる。

 

持続させたい場合は14日後の調整し色を安定させる必要があります。

1.の均一にブリーチが削れていないと、マニックパニックがムラになって、逆にマイナスの要因が出てきます。

鮮やかさとベースのブリーチがそのまま重なり、色の出る部位とそうでない部位との差が激しく逆効果になる。

 

マニックパニックの放置時間は20分~30分とメーカーは言っていますが、

時間は60分前後でよく、時間を置くことで色の染まりも良くなる。マニックパニックは外国人の毛髪を考えて作られていますので、

日本人のブリーチ段階のオレンジ~イエロー~ホワイトと色も削られますが、

 

外国人の場合は1回のブリーチでイエローレベルまでリフトアップが可能ですが、

日本人の場合は3~5回ほどブリーチしないと、外国人のような鮮やかな発色は出てきませので、

できればイエローレベルまで均一にブリーチを行い、マニックパニックを塗布します。

●マニックパニックの注意点

ブリーチをした段階でもマニックパニックを使用し鮮やかな発色は出てきません。

スタイリストでも塗り慣れていて経験をしていないと、アンダーの計算やロングヘアなどの塗分けや、

薬剤の塗布も均一に塗布し、根元はハケをたて、中間毛~毛先にかけてはハケを寝かせて発色効果を高めます。

 

とくにロングヘアを使う操作はていねいにリズミカルに行う必要がある。

マニックパニックのカラー剤も同様で、根元を付けすぎると色が鮮やかに入り、毛先は暗く発色します。

根元はハケを立て、中間から毛先にかけてはハケを寝かせて塗布を行う。

 

*素人の方がマニックパニックは使うことはおすすめできません。また、

ヘアサロンで無理にマニックパニックを使用せずに、酸化染料(アルカリカラー)を使ったほうが、

色持ちもよくムラにもなりずらい、ムリにマニックパニックを使用することはさけたほうが良い。

 

下の画像はアルカリカラーのピンクとネイビーカラーのメンズです。