ヘアカラーを均一にする薬剤レシピの作り方

ロングは1-2-3step(ステップ)薬剤を調合

1.ヘアカラー(ロング)のベーシック 2.薬剤による裏ワザ均一レシピ

ヘアカラーの施術はロングヘアを均一に速く染めることがベーシックですが、塗布の仕方と薬剤の使い方によってキレイに均一に染められる。

染める方法には塗布方法のほかに、薬剤のレシピがカギになります。

とくに、ロングヘアの場合には根元-中間-毛先を速く均一に染めるレシピがある。

 

美容学校やメーカーが指導するやり方は、パターン化して時間の無駄な使い方のケースもあり、

薬剤の特性と時間を効率的に染める方法があります。薬剤もメーカーがきめた放置時間や、アンダの状態により活用できる方法があります。

ヘアカラーの薬剤のタイプによって使い方など、何点か例をあげて参考にしていただければ幸いです。

 

目次

1.ヘアカラー(ロング)のベーシック

2.薬剤による裏ワザ均一レシピ


1.ヘアカラー(ロング)のベーシック


■髪のアンダー状態により薬剤のレシピを変えていく

一般的な毛染め方法はアンダーの毛先の状態と、根元の新生毛の状態で薬剤レシピを考え、

時間差でヘアカラーを染める方法をとりますが、この方法ですと根元にメーカーが決め手いる放置時間あオーバーしてしまい、

根元の明度が上がり過ぎたり、髪が傷んだり、均一に染まらないことがあります。

 

薬剤はメーカーによって作用する時間が異なります。おおよそ20分-35分くらいですが、

理由としてはメーカーによって染料成分が異なることが要因です。メーカーによって酸化染料と酸性染料が混ざったメーカーは、

放置時間も速く、酸化染料だけを使うメーカーは放置時間を長く置く傾向があります。

 

何度かこちらのブログで説明したやり方は、1step-2step-3stepとアンダーによって分けて薬剤を設定するやり方です。

この方法は薬剤の調合を変えて、アンダーの状態を見て調合する方法です。

 

例えば「根元は5レベル、中間毛10レベル、毛先は12レベル」と髪の状態によって染料を変えていく方法です。

*色はナチュラルブラウンで仕上がりで、明度は10レベルで均一の調合方法です。

 

1.根元は新生毛で染まりが悪いので8-9レベルのベージューをミックスさせます。

均一染める方法として根元は毛先より暗いほうが、全体の明度や彩度はキレイで均一です。

逆の根元が明るいと色もキレイではありません。

 

2.中間毛は8-9レベルにアンダーの色を落ち着かせるため6/00と7/00レベルやクリア剤をミックスさせます。

調合としては 8ベージュー+9ベージュー+6/00か7/00+クリア剤を20%前後 1:1:1+クリア剤20%

 

3.中間毛は8-9レベルにアンダーの色を落ち着かせるため6/00と7/00レベルやクリア剤をミックスさせます。

調合としては 8ベージュー+9ベージュー+6/00か7/00+クリア剤を20%前後 1:1:1+クリア剤20%

*基本的に中間毛と毛先の調合は同じか、毛先の明度が上がり過ぎてる場合はクリア剤を多めに使う。

 

もう一つのポイントは、1度に根元から同時に薬剤を中間毛-毛先と、一気に染める方法によってメーカーが指定する、

薬剤作用も効率よく均一に染まります。


2.薬剤による裏ワザ均一レシピ


■色むらを均一に速く染められるグレイカラーで染める方法と黒染めにツヤを出すザクロペインター

一般的に学生さんや入学が決まって、会社に髪を6レベル前後に指定を促される場合には、

学生の方や転職して初めて入社する場合には、明度を下げる黒染めを行いますが、

アンダーがいろいろな色が混ざったり、明度が明るすぎて明度が下がらない場合に使う方法です。

 

4/00から6/00のナチュラルで調整する場合が多いですが、アルカリ染料の場合は色の明度ダウンが容易に落ちない、

こんなケースはグレイ染料を使うと均一に色が入ります。アンダーがホームカラーやセルフカラーなど、

混ぜっていると余計にいろが濁りやすく、時間もかかることがありますね!こんな時はグレイカラーをおすすめします。

 

黒染めをする場合は低アルカリカラーが一般的ですが、サロンによって使われるている場合には、

ザクロペインターは染料の他に中間処理剤によって、光沢感があり仕上がりもサラサラになります。

ぜひ、使ってみてください。