オーバセクションとトレンドヘアカラー

ベースメイクで調整するトレンドカラー

1.応用性のあるベースメイクの作り方 2. 応用性のあるトレンドカラー

ハイトーンカラーはハイライトを組み合わせ種類のヘアカラーで、さまざまな種類のハイライトカラーがあります。

1.地毛に頭のアンダー部位にブリーチを行いオンカラー。2.オールブリーチを行いアンダー部位にエアタッチを行いオンカラー。

3.ウィビングを全体にベースメイクしオンカラー。4.インナーとオーバーセクションカラーで地毛とのコントラストのヘアカラー。

 

扱える技術とヘアカラー染料の色を理解し、ヘアデザインとヘアカラーが似合ったヘアスタイルをつくること。

基礎的なヘアカラーから応用性のあるヘアカラー技術が多様化され、

スタイリストも深い知識と提案力が試されるハイトーンカラーです。

 

 

目次

1.応用性のあるベースメイクの作り方

2.応用性のあるトレンドカラー


1.応用性のあるベースメイクの作り方


■ダブルカラーとオーバーセクションカラーのベースメイク

化粧ではシミなど顔の肌に気になる部分を、ファンデーションで色を補正し肌を美しくみせること。

ヘアカラーにおいては仕上げビフォーアフターを考えると、ビフォー(アンダー)アフター(オンカラー)の意味合いがあり、

仕上げ感の前の状態をスタイリストが、ブリーチ(ホイルワーク)で補正すること。

 

ヘアカラーの場合は求めるヘアデザインが様々な、応用的な技術を必要とするオーバセクションカラー、ブロッキングしエアタッチを行うなど、

スタイリストの情報が少ない応用性の高いヘアカラー技術を必要とする。

 

【オーバセクションカラー】

オーバセクションカラーとは髪の外側に色を入れるオンカラーをいい、髪の内側のヘアカラーをインナーカラーといいます。

普通はインナーカラーは一般的でかなり身近なカラー技術ですが、

オーバセクションカラーはメンズヘアや、レディースの面構成が多いヘアスタイルに多い技術です。

色の使い方はヘアスタイルに合わせ、スタイリストのセンスによって自由自在に操れる。ヘアカラー技術はもちろんメーカーの色を知ることが大切です。

メンズのオーバセクションカラー(ベースは寒色系にオンカラーはマニックパニック)で表現。

上図はベースをブリーチ後にオンカラーを行う。

ブリーチ後オンカラー 9シルバー(アディクシー):9ヘーゼル(オルディーブ);クリア 1:1;5


2.応用性のあるトレンドカラー


■ベースメイクによってウィビングなどで調整を行う

ヘアカラーのベースメイクはハイトーンカラーだけでなく、グレイ(白髪)の調整でも使われ主にハイライトをベースメイクを行う。

今回のテーマであるベージュー系の色出しは、日本人の赤みをカバーできることで多く使われる配色です。

ベージュー系はおもに明るい彩度で使うことで配色が活きる。

 

全体ブリーチ後、オーバセクションとベースを分けて色を塗り分ける。

上図のヘアカラーの応用カラーのレシピ。

ベース オルディーブ「ベールピンク:ベールオレンジ(3:1):クリア」

オーバセクション オルディーブ「ベールピンク:バイオレット(1:1):クリア」

オルディーブのヘアカラーホームページはこちら→

 

イノアヘアカラーレシピ

最近多い明度の高い応用性の高いカラーは、根元(1cm)を5-6明度に、毛先は明度の高いブリーチ毛に10レベル前後の色を使い、

根元と毛先のトーン(明度+彩度)の色を、根元を暗く、毛先を明度を高くしトレンドカラーを楽しむ。

今回は白髪のヘアレシピ

 

根元 5.013;5.035 1:1 毛先 10.13:ライトナー:12.21 3;3:2

 

イノアの明度の高いヘアカラーのヘアレシピも公開していきます。