hoyu×SHINBIYO アプリエセミナーについて
ニッチや隙間(潜在ニーズ)のヘアカラーメニューを考えた「アプリエ」
1.色の作り方が応用的に作らている感じ 2.ミドル・グレイも同様にマッドに傾く
外資系や国内でのヘアカラーはいくつもあって商品の質と独自性が必要です。
ホーユーはドラックストアなどの消費者に圧倒的なシュアなメーカーで、世間でもよく知られたメーカーです。
ただ、プロ用のヘアカラー剤では国内のミルボンに後れを取っています。
ホーユーはダニエルギャルビンのホイルを使った、ウィビングの施術を取り入れ指示を得たメーカー。
プロマスターなどもありますが商品の個性と、プロからの評価が高いのは「ダニエル ギャルビン・ヘア化粧品」。
今回は発売して3年~はたっていますが、アプリエセミナー通じて内容とアプリエの特色をお伝えします。
1.色の作り方が応用的に作らている感じ(単品では色が偏る傾向)
アプリエはサロンでも使っていますが、セミナーでの色の感想(単品で使う場合)としてもマットに色味が偏る感じをうけました。
プロのスタイリストが強く関わっているようで、開発時期は5年前以上だと思いますが、寒色(ブルー)がベースで作られた印象をうけます。
暖色(ピンク~)のメニューもありますが、色の発色後がマットに発色が気になりました。
染料が濃くダメージを少なくしたヘアカラーが特色で、11LV~15LVを対象として商品です。
メラニンの発色を高めるパウダー(三剤式)をミックスし透明感と発色を高める。
使うお客さま全てには対応がむずかしいかなぁ~ハイトーンヘアカラーの人やブルーベースにクリア感を出したい人向き。
ダメージの人にはACケアージューを、色味の傾きを防ぎ希望の色を発色する。カラーコントロールが必要です。
ブルー(アッシュ)は硬い太い人は黄色のアンダーが残るので、使い方には薬剤の知識と経験が必要です。
●日本人のほとんどはアッシュ系の発色は出ずらい*。出たとしても12LV-15LVが必要で、それ以下はアッシュの発色はむずかしい。
色がマットに傾き黒く見えるのはそのためだと思う。ミドルやグレイもマッドに傾く。
*(日本人の20%~30%前後の人の色白の人や、やわらかい髪や細い人は、アッシュ系の発色はキレイです。)
2.ミドル・グレイも同様にマッドに傾く
商品の発想力とアイデアは素晴らしいですね。時期的にもイルミナの発売後でしたので、透明感や光沢感を比べられる。
比べてみるとイルミナのほうが光沢感は素晴らしい。透明感は色によってはアプリエのほうがいいケースもありますが、
色の発色という点で計算ができないのが、アプリエの弱点ですね、もうすこしスタンダードな商品がほしかった。
イルミナにしてもオルディーブにしても弱点はありますが、アプリエの場合はスタンダード性に乏しいです。
ミドルは中明度の人を対象として商品。グレイは明るいツヤのある発色が特色。
ミドルも濃い寒色系ですが、やや暗い明度の印象がある。グレイは明るいので大人世代にはあっている。
グレイのメニューのノーブルの色味はアプリエの染料でもベストではないでしょうか!明るく独自の発色が印象的です。
ミドルはハイトーンヘアカラーよりも暗めの8トーンくらいですが、ちがいがわからないのと色の暗くみえる。
スタンダードなヘアカラー剤ではないので、スタイリストが自分で作りだすヘアカラー剤でもあります。
スタンダードではないアプリエは使いずらい印象があり、せっかくグットな発色もあるのに、理解するまで時間がかかります。
いまひとつスタイリストから指示を得られないのは、そういった意味でどの色を明確に発色する使いやすさが必要ですね。
オルディーブの(年2回)シーズンカラーや、イルミナや来春発売のコレストンプラスを参考にしてほしい。