美容室で希望の発色が出ない理由

髪の状態や毛質判断で染まらないことが多い

いままでの履歴の状態で色は均一に染まらない?
健康毛なのにハイトーンの色に染まらない?

根本のトーンが明るく希望のように染まらない?
など解いてみると簡単な理由で染まらない理由を考えてみましょう。

ヘアカラー画像

目次

1.ロングヘアが均一に染まらない理由

2.健康毛なのに明るい発色が出ない

3.まとめ


ロングヘアが均一に染まらない理由


前回に染めた残留ティントや褐色などの理由で、均一にヘアカラーが染まらないようですネ。
美容室ではネイチャーコントロール(トーンレベルを落ち着かせる)で調整するのが一般的です。

根本と毛先のトーンレベルを調整することは間違いではないのですが、
毛先付近の場合は水分や油分がダメージがあるために乾燥しているので、
毛先が暗くなることがあります。

こんな場合はクリアを毛先全体に塗布するか、
毛先の薬剤に混ぜて使うことで色ムラをなくし均一に染められます。

3stepを一回で均一に染める技術

ヘアカラーの薬剤の効果は15分-25分くらいがよいとされています。
ロングのヘアカラーの場合は根本を10分おいたあとに、
中間と毛先の順で染めていく施術が一般的です。

ただ、この染め方ですと根本のオーバタイムが原因で根本が明るくなります。
薬剤の効果を発揮するのは3step(根本・中間・毛先)一回で均一に染める施術をおすすめします。

ヘアカラー施術例

ウエラコレストンの「イルミナ」を使った施術です。

施術前 健康毛ですが3ヵ月前にヘアカラー(6レベル)
施術後 寒色系オーシャン+ヌードの(10レベル)

根元 オーシャン10+ヌード10 (3:1) 2剤6%
中間 オーシャン10+ヌード8+ベージュ (2:1)20% 2剤4.5%
毛先 オーシャン+ヌード+クリア+7/00  (2:1)20%+(3)3%

3種類のヘアカラー剤を作ります。

1.根元のヘアカラー配合

根元は新生毛なのでヘアカラー剤をためずに塗布します。
発色がよいので塗布に気をつけてください。

2.中間にヘアカラーの配合

中間には既存の退色が残ってので、ベージュをいれ寒色のグリーン色を迎え、
色の濃さをプラスしますのでヌード8をいれます。

3.毛先のヘアカラー配合

既存毛のなかでも毛先はトーンが暗くなりやすいので、
「クリア剤」を混ぜて色の落ち込みを防ぎます。

毛先のオキシは3%が髪に負担がかからないのでよいでしょう。

*時間は20-30分でお流しができるようです。早くしかもキレイに染まります。

ロングヘアカラー画像

日本の美容界のカラーの第一人者西海洋氏などもこの施術を推奨しています。


健康毛なのに明るい発色が出ない


キューティクルが厚く薬剤が浸透しない

バージンヘア(健康毛)の場合はキューティクルが厚くダメージがないので、
薬剤の浸透に時間がかかります。

早くキレイに染める方法は何点かあります。
1.隙バサミで薬剤の浸透を早める 2.薬剤の量を多めに塗布 3.希望のトーンよりも明るい薬剤を使用する。

この3点を一度にすればほぼ改善します。
髪のダメージの原因になるので細心の注意をはらいましょう。

赤色メラニンか黄色メラニンかを確認する

赤色メラニンが多く軟毛の人は染まりが悪いので、
薬剤のトーンは2-3トーン高い薬剤を選定してください。

黄色メラニンの人は染まりが良いので明るすぎに気をつけます。
よく考えて赤色メラニンや黄色メラニンに合う配色を考えましょう。

ヘアカラー画像

まとめ


顔が一人一人異なるように毛髪に合わせるヘアカラー剤が必要です。
十分考えてうえでお客さまあう配色をご提案しましょう。

それにはカラーの勉強・経験・知識が大切です。
いまはインターネットの動画やサロンセミナーなど勉強できます。

ぜひお客さまの満足を高めるられるよう努力しましょう。

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