黒染めによるヘアカラーやパーマの影響

見た目は健康毛じつはスーパーダメージ毛

プロが視診し黒染の履歴が分からない場合があります。
若い20代の女の子が多く本来ツヤもハリもあるので見過ごすことがあるからです。
ダメージを見過ごすと、ヘアカラーは染まらない、パーマはかからない原因になります。

問題なのはカウンセリングを美容師が怠った場合など、そのまま施術を行うケースです。
ダメージを負ったヘアカラーやパーマの施術をまとめてみました。

黒染めによるヘアカラーやパーマの影響

目次

1.失敗しないための黒染めによる毛髪診断

2.黒染めによるヘアカラーやパーマの施術方法

3.日本人と外国人の皮膚をくらべる


失敗しないための黒染めによる毛髪診断


黒染めの後の髪の状態を見極める

■触診・目診・問診で確認する

髪を数本とってキューティクルを滑らせて状態をみる。
ひっかかりあるようだったらタンパク質が流出しています。

黒染め後にヘアカラーすると色が黒くなったり、パーマはかかりすぎてしまいます。
ヘアカラーはメラニン色素に生成するタンパク質が、流出しているので色が暗く変色し、
パーマはダメージを負っているため、髪が乾燥しかかりすぎてしまいます。

髪を数本とってキューティクルを滑らせて状態をみる。
ひっかかりあるようだったらタンパク質が流出しています。

失敗しないための黒染めによる毛髪診断

 


黒染めによるヘアカラーやパーマの施術方法


ダメージなりにパーマやヘアカラーは対応できます

■ダメージ毛にあった施術例

ヘアカラー編

黒染めした染料をティントコントロールで脱染めし、
クリアな状態にした状態で希望の色を染色します。黒染めのうえに染めるよりキレイに染まります。
履歴の残った状態で希望の色を塗布してもキレイには染まりません。

黒染め後のヘアカラーはアッシュ系やブラウン系のような色を選択します。
鮮やかなイエローやピンクなどは発色はさけてください。
黒染め後の色のレベルは1トーン前後の明暗で染める。

黒染め後のヘアカラーはダメージ毛に塗るので鮮明な発色はあきらめて、
ワントーン前後の明るさでくすみ感のある色合いにしましょう。

パーマ編

黒染め後のヘアカラーはパーマの施術よりもダメージを負っています。
ダメージを修正するのではなく、ダメージ毛に合わせたパーマの施術方法を説明します。

薬剤は水巻きでスライスは極厚のロッドは細めを選択し、1剤を塗布し5-7分で軟化をOK。
中間水洗後に酸化剤を塗布します。*温めることでクリープ作用が行われます。
結合をゆっくりすすめることでパーマの持続も高まります。

ロッドを細めにスライスを極厚にすることで、パーマも速くかかりボリュームも迎ます。
パーマのロッドも本数を減らすことよりボリュームが迎えられます。
*スライスは極厚にすることでチリチリにならずカール感が可能です。

黒染めによるヘアカラーやパーマの施術方法