明るいカラーに対してカラーコントロールのレシピ

既存部と新生部に対して明度差がある場合は、求める色に適したアンダーを作りダブルカラーを施す

1.ブリーチオンカラー後にカラー剤の発色を出す 2.アッシュ系の黄色を消すレシピ

メーカーのヘアカラーチャートを参考に色をミックスした場合に希望色が出ない場合が出ない場合があります。
明るく色落ちした状態の毛髪の状態では色にムラが出る。1つは既存部と新生部の明度差がありムラがでる。
2つめは色が出ずらい状態からアンダーカラーを整える必要がある。

簡単に説明するとカラーコントロールすることで、希望する色をコントロールする必要がある。
ここで何点か例をそえて説明します。

1.ブリーチオンカラー後にカラー剤の発色を出す

髪の状態:11Lebelの毛髪に新生部は4レベルのBlackの場合。8Achにしたい場合のダブルヘアカラーにしたい場合

既存部に明るいヘアカラーの色が残った場合は、金色ぽっくなりくすみ感があります。
この髪の状態から中明度なアッシュにする場合は、新生部は透明感を出し、既存部は色味を抜くブリーチを行います。
新生部と既存部は目的は異なることと、髪の負担を軽減するため新生部は6%に、毛先は3%を使用します。

1.まずは、新生部から既存部をブリーチ施術を行います。14Lebelの金髪に。
2.希望色は8Achですが、単色ですと色が浅くなるので、6Ach(補色カラー)を入れ色を濃くするため8Ach+6Achを4:1の割合にします。
3.アッシュ系で作った色味を弱くするためにブラウンの9Nをコントロールカラーとして使用します。

8Ach(希望色の色)+6Ach(補色カラー剤)+N9(明度の調整) 4:1:2 *Achはアッシュ N9はブラウン

2.アッシュ系の黄色を消すレシピ

髪の状態:11Lebelの毛髪に新生部は4LebelのBlackの場合。9Achにしたい場合のダブルヘアカラーにしたい場合

11Lebeでも黄味を消すにはアンダーを打ち消すことで、希望色を表現します。
11Lebe以上の場合は少し深みのある彩度の高い色を使用する。
また、アンダーカラーがリフトアップされた場合は、低アルカリにしたほうがやわらかい色がでやすい。

アンダーが削れていない場合はアルカリを使って、色を重ねたほうが、色がぶれない。

1.まずは、新生部から既存部をブリーチ施術を行います。14Lebelの金髪に。
2.希望色は8Achですが、アッシュ系にパープルとブラウンを混ぜ、ベージュ系の色を作ったが、アンダーが明るすぎるためグレイ系に傾きすぎた。
3.明るいピンクを加えることで、アッシュ系の色をおさえて、やわらかいベージュになった。

6Ach(希望色の色)+6PinkPurple(補色カラー剤)+6Brown+12Pink(明度の調整) 1:15%:10%:5% *12ピンクがコントロールを行う