ロレアルの知られていない底力と弱点

商品の質の高さと宣伝力がアンバランス

1.世界最大の美容メーカー 2.ヘアカラーの世界特許を取得し優位性を持つ

日本の美容のヘアカラーやヘアケア商品においても特許を多く持ち、日本人が嫌がる赤みや黄みを落ち着かせる「グレージュ」。

クロマロックインシステム 〇直接染料無配合〇イネオンG 〇セラミドなど、

髪のケア効果や高い色の質感を実現する特許をもっている。

 

世界特許をもっている技術の素晴らしさと比較して、使う美容師側に商品が知られていない宣伝力の弱さがある。

ロレアルはパンフレットや容器など実際に目が届かない部分にお金を使っているようです。

ロレアルにはヘアシャンプー・ヘアローション・ミシックオイルやオイルカラーなど数々の品質の高い商品があるわりに、

スタイリストの知られる商品が少ないのも、宣伝力が弱いロレアルプロフェッショナルならではです。

 

目次

1.世界最大の美容メーカー

2.ヘアカラーの世界特許を取得し優位性を持つ


1.世界最大の美容メーカー


■1907年に世界で初めてヘアダイ「ヘアカラー」を開発しました

現在2017年には3兆円の売上額を記録した世界でトップの化粧品メーカーです。

日本ではロレアルの名を知ってはいても、ヨーロッパのようにロレアル(オイルカラー)からネーミングで伝える認知度はない。

商品開発力で質が高い商品であることを美容師は知らない

 

ウエラ「イルミナ」ミルボン「オルディーブ」などが知られていますが、

個人の好みもありますが、ロレアルのアルーリアやオイルカラーほどの質の高さはないと思っています。

ヘアカラーについて理詰めで染料や栄養成分などが商品に反映されています。

 

日本のヘアカラーは直接染料(アリミノアジアンカラーは配合されていない)が多く配合されていて、

色の持ちが悪く、グレイカラーなどは赤みが出て良い発色でありません。

ヨーロッパで販売されてるウエラ・ロレアル・シュワルツコフなどは酸化染料が中心です。

 

その中でもロレアルのアルーリアやオイルカラーは色の質感が素晴らしく。

持ちもよく洗練されています。

 


2.ヘアカラーの世界特許を取得し優位性を持つ


■世界でもっとも特許をもっている

日本ではロレアルの研究開発にカナガワにあり、日本人もとより世界の化粧品について研究しています。

1日に2億~3億円がヘアの研究開発費につぎ込まれています。

おそらく単独企業でこれほどの予算を組む化粧品会社はないと思います。

 

本社フランスでは世界に名の知れた化学技術に力をそそいでいます。

そんな優位性がヘアケア商品につぎ込まれ、ヘアケア商品・ヘアカラーなどに注ぎこまれています。

この事実を美容師は知るべきです。