等電点縮毛矯正と髪質改善について
髪質改善を普通の人にわかりやす説明します
1.そもそも髪質改善とはどんな意味 2.等電点縮毛矯正を初めての方にご提案
等電点とはPH4.5~5.5は髪が理想的なPHの値をいいます。
パーマや縮毛矯正の場合の還元剤(1剤)ののアルカリはPH10以上の値を示し、傷みと継続的に施術を行うことができなくなり、
傷みやすい人のなかでも髪の細い人ややわらかい人には、枝毛や褐色など毛髪にダメージが残す要因になります。
*髪はアルカリに寄ることで傷みが大きく、酸性寄りには髪のダメージは少ない。
したがって髪を中性のPHの値で施術を終了することでかなりダメージをやわらげることができます。
縮毛矯正の場合も同様で大人世代や若い世代でも、ヘアカラーをする場合が多く傷みが増すことが多く、
キューティクルの切れ毛が増大しパサパサした質感で仕上げもしにくい状態になる。
傷みがある人には薬剤(等電点縮毛矯正)と前処理・後処理とホームケアの3点が髪質改善につながる。
また、髪質改善とはただ単に効果のある薬剤を使うといことだけではなく、ベースデザイン(カットが正確)とパーマ&カラーの適切な施術や、
薬剤がマッチして髪質改善となることを理解することが大切です。
1.そもそも髪質改善とはどんな意味
2.等電点縮毛矯正を初めての方にご提案
1.そもそも髪質改善とはどんな意味
■カットデザイン・薬剤・スタイリストの親切心が3点揃えること
髪質改善というと薬剤にばかり集中しますが、そこだけに集中すると全体のイメージなど一貫性に欠けてしまう。
まずは、ヘアデザインでもあるベースカットに加え、薬剤の種類を要望やヘアデザインなどを見て選択し、
最終的には人的スタイリストの親切心などソフト面と、薬剤などのハード面が重なりよいヘアデザインをつくり、
結果的に髪質改善につながるようになる。
トータル性とソフト面(人的技量や知識)とハード面(薬剤知識)が加わり質の向上でもある「髪質改善につながる」。
髪質改善の種類
1.プレックスタイプ(マレイン酸やジ・マレイン酸使用)
●マレイン酸とは水道水の金属が毛髪に付着した粒子を洗い流す。
●毛髪内の毛皮質のタンパク質を埋める。
利用方法 ヘアカラー剤に希釈または直接ミックスする。ヘアカット後やパーマの中間処理剤としても使用可能です。
ヘアサロンウェーブオイルカラー+カット+TRはこちら→
2.結合水系(レブリン酸・活性ケラチン・ATP)
●レブリン酸とは髪をドライ化することで結合水を復活させ「髪を保湿化すること」(レブリン酸)
●うるおい、保湿、疎水性、カタチを補修。(レブリン酸)
●キューティクルを活性化させ従来の4倍の活性成分吸収が可能です。(ATP)
酸熱トリートメントはこちら→
2.等電点縮毛矯正を初めての方にご提案
■髪が傷みにくいPHで還元作用が可能な縮毛矯正剤です
冒頭で説明した通り髪を中性の値で還元作用することは考えられないことでしたが、
今回の等電点縮毛矯正(PH4.5-5.5)は通常のような還元と酸化する作用とは異なることで髪のダメージを迎えます。
通常の縮毛矯正はコールドパーマと同様に、PH値が10前後で還元作用が可能ですが、
等電点縮毛矯正はずーと低い値で還元作用が可能です。毛髪には4つの段階の内3段階にまでで還元作用が可能で酸化も可能になる。
1.水素結合・・・とは水を髪に濡らすことで切れやわらかくなる。
2.塩(イオン)結合・・・髪のPHは4.5~5.5が安定していますが、結合が切れると髪が傷みます。
3.シスチン結合・・・パーマの還元剤で切れ、酸化によって結合します。還元剤で結合が切れることで独特に臭いがする。
4.ペプチド結合・・・髪の大切な結合でこれが切れると髪も傷みます。
123までがサロンでかけるパーマの毛髪を切断し結合する。4番目のペプチド結合は切れることのない毛髪の結合です。
〇PHが低い値でかかる理由は加温によって髪を膨潤軟化させる
一般的にパーマ液は加温することはタブーなことで、熱を加えることでひどく髪が傷むからです。
ヘアサロンウェーブの等電点縮毛矯正(LAα)はPHの低い値を加温キャップによって、
通常の2倍のスピードで還元がスタートし1剤に配合されているレブリン酸が架橋を施します。
等電点縮毛矯正にはレブリン酸+チオ乳酸+システアミン+活性ケラチンが配合されていますが、
還元剤はチオ乳酸+システアミンとケア剤のレブリン酸+活性ケラチンが配合されたいる特質的な薬剤があってこそ、
PHの低い値(4.5)でクセを伸ばすことが可能になります。
酸化剤はブロム酸によって酸化を行う。
2の項目はプロでもむずかしい内容になっていますが、簡単に要約すると1剤の中に還元剤とケア剤が配合されている。
一般的な縮毛矯正の薬剤ではありえないことですが、等電点縮毛矯正はそれを可能にしています。
髪の薄く細い人や強いクセにある人には、薬剤を強い部分に塗布することで、クセもノビしなやかなストレートヘアが実現します。