メンズヘアカラー 秋・冬のトレンドを決める基準

■ハイライトを活かすダブルカラー(寒色系)

1.肌の色や瞳の色で色を決める 2.ダブルカラーの似合う基準

メンズにしてもレディースにしても色だけにはごだわない、似合う色を見極めてから計算し表現する。

大切な基準は肌の色やアンダーやダメージ度をみて効果的な色を考え状況によって柔軟に考える。

肌や瞳をみたうえでアンダーとのかねあいから色の配合率を決定する。

 

今回はブリーチ後に寒色ベースにウィビングでハイライトを入れコントラストを強調しました。

目次

1.肌の色や瞳の色で色を決める

2.ダブルカラーの似合う基準


1.肌の色や瞳の色で色を決める


■色をオリジナルでつくる引き出しをもって似合わせるカラーを提案する

冒頭でも説明しましたが色は「似合う基準」のひきだしをもつことである。

色が黒い人に明るい色をすすめても合わない、色の白い人に寒色系の暗い色も同様で、

肌の色と瞳の色でまずアドバイスをする。お客さまはイメージだけで色を希望してくるので、

 

お客さまの意見をうのみのまま聞いてしまうと失敗する。アンダーも似合う基準と同じくらい大切で、

スタイリストの希望の色がでるかを計算して表現する必要があります。

1.似合う基準の色を決める 2.アンダーの状態を見極める

 

アンダーの状態はダメージ度や毛髪を含め総合的な判断を行う。


2.ダブルカラーの似合う基準


■今回のメンズは色が白く瞳もややブラウンのメンズ

メンズの秋・冬トレンドということで今回は色白で、髪のメラニンもやや黄みかかったモデルにヘアカラーを行いました。

モデルさんは色が白いので暗い色を感じる、ネイビーや濃いブルーなどの暗く感じる色や、

ゴールドのよう色みを感じない色は似合わないと判断しました。

 

よって明るめを強調できるようベースを濃い寒色(ブリーチ後)の色をのせ、

ブリーチ+14/00をミックスしウィビングでハイライト効果のダブルカラーに。

秋・冬なのでコントラストを強調し、暗いベースの上からハイライトによって陰陽効果がでます。

 

色の白い人は原色や軽い彩度のいろもピッタリですが、

ベースが暗ければ明るい色をのせることで、ミラー効果を発揮し明るさが浮き出ます。