アンダーカラーのコントロールについて

カラー知識・テクニック・グレイカラーとの関係

1. アンダーコントロールの重要性

 

ヘアカラーの調合や彩度の選択を間違いなく混合しても、アンダーを見間違うことちがった色に変化します。

お客さまの希望した色を作って失敗するのは、ほとんどのところアンダーカラーの診断をおろそかにしたことが原因です。

アンダーとはいっても、色の履歴だけを見るのではなく、

 

明るさや褐色した髪の状態など、毛髪の診断ひとつひとつを確認し、薬剤に反映させることです。

目次

1.アンダーコントロールの重要性


1.アンダーコントロールの重要性


■カラーチャートを作りアンダーとの色を確認

残った履歴の毛髪状態を確認する。サロンで毛染めをしたか、セルフヘアカラーで毛染めしたか、

時期はいつ頃か、メーカーはどこかなど詳しく聞く必要性があります。

なぜか、たとえば見ため黒毛に見えても、黒染めをしている場合もあり、

 

毛髪診断でもある問診など聞いて判断しないといけない。キューティクルの健康状態も触診など行いダメージ度を確認する。

その他に肉眼で見分ける視診なども大切な要素で、アンダーカラーの確認の一つになってきます。

その他にはアンダーを整えるために、脱色剤を使うことも、アンダーコントロールの一つです。

【アンダーカラーの目的と方法】

アンダーカラーを整えるには3つの要素が大切です。

 

1.残った履歴の色の状態

色はどの程度褐色しているかの確認。

 

2.明るさや彩度のビフォーアフターの色の目安

計算して希望の色を出す。

 

3.染料が褐色した状態の髪の色

色の状態によってメーンのカラー剤や補色を決定。

【アンダーコントロールによって脱色剤を使用する目的】

1.残留色素を取り除くため

グレジューやブルジューなどいわゆる、”うすい発色”はブリーチをしてアンダーを削る必要があります。

 

2.明度をしっかりリフトアップする

アルカリカラーではリフトアップできない場合にブリーチを行う。

 

3.ヘアデザインの幅を広げるため

全頭ブリーチした後にホイルワークや、バレイヤージュにハイライトやローライトを組み合わせる。

 

4.白髪のぼかし要素

高明度のグレイ(白髪)隠し。