デジタルパーマがかからない髪質とは

タンパク変性 縮毛矯正

黒染めやタンパク質変性の髪質

A.黒染めやアルカリカラーを繰り返す.B.縮毛矯正を繰り返してるダメージ毛
素人目でキレイにかかりそうな感じでも、デジタルパーマがかからない場合があります。
毛髪を形成する(4つの内の)イオン結合が切れるとダメージにつながります。
ダメージ毛になってしまった毛髪はデジタルパーマがキレイにパーマがかかりません。

(特徴)
①黒染めやアルカリカラーを繰り返す
「コルテックス内部のタンパク質が流出」
ダメージ毛のレベルが上がるとキューティクルからタンパク質が流出してパーマがかかりません。軟化時にある程度のウェーブ感が出ても、加温して酸化しドライ後パーマのウェーブ感が出てきません。
毛髪のタンパク質が流出してしまい薬剤の作用が効かないためです。
カウンセリングで履歴を診断し髪に触れてお客さんに伝えましょう。

②縮毛矯正を繰り返してるダメージ毛
「熱によるタンパク変性によって過剰反応を起こす」
夏の暑い日に鉄板の上で生卵を割って、熱によって目玉焼きが出来上がります。
この状態とまったく同じ状態が毛髪に起きることを「タンパク質変性」と呼びます。
髪が硬くなって熱に過剰反応を起こしパーマがチリチリです。
ただし、パーマがかからないスライスを厚く、ロッドを太く、軟化時間を7-8分でかければチリチリにならずキレイなパーマがかかります。
*ただし加温タイムは普通の放置時間の半分以下にします。