ヘアセットの基本と応用の手引き
早く作れて、くずれないアップ&アレンジ
1.時短でくずれないアップと道具の使い方 2.ベーシックアレンジ4大基本
キレイなアップを時間をかけて作れるように・・・ではお客さまからの対応力が身につきません。
時短ができるようになるとクオリティアップにつながり、ヘアセットの幅も広がります。
カットデザインと同様に、ヘアセットのトレンドもあり、スタイリストがヘアセットの技術がためされる。
カットデザインとはちがい、ヘアセットの基本などスタイリストが理解していないと対応できない。
スタイリングのセットアレンジはさまざまポイントがあり、道具やピン留めなど、トレンドにあったヘアスタイル覚えことで、
ハーフアップからカジュアルまで短時間で、崩れないヘアセットをテーマに考えます。
目次
1.時短でくずれないアップと道具の使い方
2.ベーシックアレンジ4大基本
1.時短でくずれないアップと道具の使い方
■時短がテーマで速くキレイに均一がテーマ
仕上げの場合はヘアサロンによっての土台つくりに差がありますが、
アイロンを使う、ホットカーラーを使うの2種類がありますが、アイロンの場合は火傷のリスクがあるため、
30mmと25mmを使います。カールローションはしっかりクセつきをし、持ちをよくするため使用します。
【カーラーを早くテンションを入れる】
シェープは表面に根元から1回に、内側のカーラーでシェープ代わりで、コーム代わりにとかすよう引き出す。
【短い髪をすくう時は】
根元からコームでとかすことで絡まるので、指で中間から毛束をいれると巻きやすく時短にもなる。
【カーラーの巻きの手順】
カーラーはテンションを入れまきことで手際よく巻ける。
【動きを出したいとき】
動きを出すときやルーズな質感にはねじり巻きで巻くことでウェーブ状の質感が出る。
【おすすめスプレーとローション】
スプレー・・・N.エヌどっとのナンバー「5」は口部位が金属で出来ていて、スプレー剤が外に吹き飛びません。
ローション・・・中野製薬のグラマスカール
【時短で崩れないハードスプレー&スタイリング剤の使い方】
くずれないPoint・・・くずれやすい部位にコームの表面にスプレーをかけ素早く固定させる
くずれないPoint・・・カールにスプレーを付けるときは、カールの軸に少量を噴射すると持ちがよい。
くずれないPoint・・・編込み系は水分を含んだワックス系が髪も落ちない、馴染みやすくまとまりもある。
【前髪のくずれやすい部位のスタイリング剤の使い方】
顔回りの質感は表現力をあげるための大切なスポット、仕上がりが大切でワックスを塗布し毛流れをキープする。
2.ベーシックアレンジ4大基本
■カール・かぶせ・編込み・ロープ網
従来のポニーテールから日本髪のベーシックから、カール・かぶせ・編込み・ロープ網の4大要素がプラスに。
若いスタイリストは夜会やポニーテールなどのベーシックよりも、実践的にはカール・かぶせ・編込み・ロープ網を使う。
七五三など新日本髪も役に立つ時もありますが、ロープ網でサイドビューをつくり、
まとめる部位もロープ網や丸三つ編みや四つ編みで仕上げる。
髪の表面を毛束で引き上げるような、質感も最近とくに若い世代から、大人世代までヘアセットのトレンドが変わり、
スタイリストもいずれも対応できるテクニックが必要になっています。
【カールヘアの基本】
カールヘアとはいっても土台からピンニングまで、夜会やポニーテールが基本で、主にピンニングでしっかり留めるワザを見につける。
毛先のちらしかたやカールの方向性は、アップの基本をマスターできていれば、
毛先のバランスも保てます。バックの髷付近は星型から、シニヨンを5分割するとシルエットバランスが整う。
【かぶせ】
後ろから拝み合わせにコームで結い上げていく、サイドからバックは夜会に結い上げピンで留める。
トップは逆毛を立ててフロントから前髪でまとめる。
最後は前髪からサイドに毛束をもってくる。
【編込み】
編込みは表三つ編み・裏三つ編み・フィッシュボーンを使い分ける。
表三つ編みはかわいい印象に、裏三つ編みは立体感で華やか、フィッシュボーンはアバンギャルドな個性的な印象です。
この4種類の編込をマスターすることで、トレンドにあったヘアセットが可能です。
【ツイスト】
2つの毛束を交差させて使う技術で、左側は時計逆回りに、右側は時計回りに、
回転が変わると網目がきれいにみえず、サイドやシニヨンの引き出しに問題が生じます。
回転も1回転弱くらいひねりをいれると、ロープ部分がきれいに見える。