発色に適したブリーチオンカラーのヘアカラー剤

2020年3月8日

エモージュカラーに合うヘアカラーは薄い色味のあるヘアカラー

1. エモジューカラーに相性の良い「ソフタッチ」2.エモージュカラーは染料が決め手

エモジューとはブリーチオンカラーのセカンドカラーに使われる色で、

薄い透明感を引き出すタイプのヘアカラー剤です。

エモジューとは「赤みのある色削って、寒色系の色に入れ替えた色」。

ブリーチオンカラーのセカンドカラーに主に使うヘアカラー剤は、メーカーによって色味が異なり、

スタイリストが思った色がでないため、メーカーの色味を知る必要があります。

1.エモジューカラーに相性の良い「ソフタッチ」

2.エモージュカラーは染料が決め手

■ソフタッチの色味は寒色ベースの薄い染料を使っている

ブリーチを均一に削っても、セカンドカラーの選択のミスが結果的に失敗します。

思ったような色がビフォー時にスタイリストが把握できないと、アフター時には希望の色味は出せない。

ヘアサロンでメーカーが1種類しかないヘアサロンでは、ブリーチオンカラーは対応できないと推測できます。

エモージュカラーに合っているヘアカラー剤は、「ソフタッチ」が”薄い透明感”の色味がベストです。

セカンドカラー→低アルカリ剤→薄いベージュ→エモージュカラー。

反対に合わないタイプは、中野製薬のキャラデコで濃いブラウンで赤み強く、セカンドカラーには適さない。

ビビットなヘアカラーにいいのですが、エモジューカラーには適しません。

他にも青味が強いフィヨーレブラウン、オレンジ味が強いナプラナシードがあります。

〇セカンドカラーの明度レベル

低アルカリカラーの場合は6レベル(状態によってクリア剤をミックス)

アルカリカラーの場合は9レベル～10レベルくらいがいいです。

＊低アルカリは染料は薄いのが一般的で、アルカリカラーでは低いレベルは色味が強すぎので、

アルカリカラーは9～10レベルがセカンドカラーが良い。

■ブリーチはリフトアップした明度によってレシピを変えていく

18-19レベルまでリフトアップしたベースに、ソフタッチ6レベルにクリア剤で薄め10レベルまで相当に上げる。

1回のブリーチ施術の場合は、16レベルくらいのリフトアップですので、

アンダーカラーからの色のレシピも明度の高さによりコントロールします。

〇18-19レベルのグレジュー希望の場合のヘアレシピ

グレジューの場合はアッシュ系6レベル＋ピンク系6レベル＋ピンクバイオレット系6レベル　1：1：1

〇16レベルのグレジュー希望の場合のヘアレシピ

グレジューの場合はアッシュ系6レベル＋ピンクバイオレット系6レベル＋ベージュブラウン系6レベル　3：1：1

＊赤を消すためにアッシュを多めに、ピンクバイオレットの代わりにベージュブラウンを入れ、

アンダーイエローを消していく。

ベージュー系もレベンダー系も同様にレシピを変えていく。

ヘアカラー剤の選び方やレシピは、経験とメーカーのヘアカラー剤を知ることがポイントです。