40代からの効果的な縮毛矯正

エイジング特有の部分に処置を行う

グレイヘアカラー(白髪染め)をしているからこれ以上はヘアダメージなど、敬遠している方が多いようです。
長年のグレイヘアカラーのダメージなどから、積み重ねによる髪を見直し縮毛矯正の施術します。

髪の中でもダメージがある部位と、そうでない部位を確認し細かな施術を変え、
縮毛矯正をかけられるようします。

40代からの効果的な縮毛矯正画像

目次

1.40代からの薬剤選定

2.エイジング世代の施術法

3.ふんわりなめらかな処置

4.まとめ


40代~からの薬剤選定


若い世代とは異なるエイジング世代のダメージ
若い世代と40代からの薬剤の強さは加減する必要があります。
弾力性がなくなったエイジング世代は20%ほど弱めの1剤を使います。

髪のハリコシがなくなったぶん、クセが目立ちやすくなってきます。
薬剤が強いとボリュームがなくなるので、部位や髪の状態によって薬剤の量などでバランスを保ちます。

つむじ周辺やこめかみ部分は髪が痩せているので、1剤を使わず自然のままの状態にすることもあります。
もみあげやえりあしや生え際などは、強いクセなので普通に薬剤を塗布します。

エイジングの薬剤選定

チオグリコール酸が縮毛矯正の場合は多いようです。
そもそも強固なクセを伸ばすための薬剤ですから、システアミンでは弱いのと強烈な臭いがネックです。

チオグリコール酸をベースに前処理剤や薬剤の塗布量で対応します。
具体的な施術方法はこの後で説明します。


エイジング世代の施術法


髪の部位によって薬剤の塗布量を調整する
40代からの痩せ髪に縮毛矯正は問診・触診・目診がポイントです。
若い子に比べて髪のダメージの影響が大きいからです。

1.問診
施術履歴をみて髪の状態を知る。

グレイカラーや縮毛矯正など同時になさる方もいるので、
前処理剤や薬剤の判断基準になる。

2.目診

目視によりグレイカラーの乾燥具合や波状毛を確認します。

後頭部の下部分・波状毛・フェイスライン・耳回りの状態を見る。
頭全体のボリュームのバランスを見て薬剤の塗布の仕方を決める。

3.触診
触れて弾力をみるえりあしは髪も太くダメージが少ないい、

トップやサイドなどグレイカラーにより乾燥しているので、
弾力を指やコームなどで巻き付け髪の強度を見る。

トップ部分はぺったとしたボリュームがない状態なので、
薬剤は塗布量などコントロールして塗り分けが大切です。

施術の流れ

1.問診・目診・触診を行い順番を確認しまとめていく。

2.薬剤選定 髪の状態をみて薬剤を選ぶ(エイジング世代は中間くらいの薬剤を選択)

3.ブロッキング クセの状態をみて薬剤の量やアイロンプレスの強弱を把握する。

4.薬剤の塗布 つむじの方向と毛流れをみて塗布していく

5.軟化のテスト トップ付近と耳の後の2カ所をチェック(痩せた部位と弾力の部位)

6.流し 中間水洗をしっかりすることで還元剤を取り除く

7.ドライ―アイロンを行う テンションは軽くプレスをする

8.2剤塗布 後処理を行いアルカリ剤もしっかり除去


ふんわりなめらかな質感


薬剤のタイプとアイロンプレスがカギ
薬剤は大きくわけて3つのタイプがあります。
ハード、ナチュラル、ソフトのうち真ん中のナチュラルを選びます。

エイジング毛は傷みによってぺったとした痩せ髪が多く、
ハードを使うとより乾燥してツヤやボリュームが出なくなります。

PH値が中から下のナチュラルからのタイプを使用します。

アイロンプレス画像

アイロンプレス
髪のダメージやボリュームバランスによってアイロンの強弱を変えていく。

ペタンコのプレスにならないようおうとつをつける。トップはフンワリ感を出すために根本は甘く、
プレスをかけ全体にテンションはかけずにふんわりなめらか質感に仕上げます。

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まとめ


軟化や還元剤は強いものは必要ありません
ノンダメージでふんわりなめらかな質感がキーワードです。
軟化や還元剤の強いタイプはかえって逆効果です。

エイジングの縮毛矯正は細かな施術のこだわりが大切です。
細かいことを重ねることで希望のヘアデザインに仕上がります。